信州の秋

 松本の駅ではしきりに「特急あずさは、がけ崩れの影響で全線で運行をとりやめています」とアナウンスされていました。長野県では千曲川の氾濫で、記憶に新しいひどい災害がありました。北陸新幹線は数日前から間引き運転が始まりましたが、中央自動車道も多くの車線制限の影響で渋滞しているようです。私が乗った名古屋からの特急しなのは、車窓に深い秋の景色を映しながら、途中、木曽路へ向かう登山客を降ろして快調に走ります。松本から新島々へ。特急あずさの惨状とは対称的に、上高地を流れる梓川はいつものように透通って適度な水量を保ち、多くの観光客に安らぎを与えていました。やっと味わう秋。この場所も、もう半月で閉鎖され、翌春の開業まで冬の眠りにつきます。春と秋がなくなったかのような日本の昨今、小さな秋をみつけました。槍ヶ岳を擁する飛騨山群を源としたこの梓川の清らかな水は、上田からやってくる千曲川と合流し、まだ主の戻らない被災民家ををながめながら、悠々たる大河である信濃川となって日本海へ流れ出ていきます。私の乗ってきた特急しなののように多くを乗せて。こんな時に長野県に行くのものどうかと言う声もありましたが、営業されているかたからすれば、きっとこんな時ほど来て欲しいと思っておられるはず、そう思いやってきました。松本へ来たのは30年ぶりです。帰ればしばし暑く、そしてすぐに冷たい冬がやってきます。

 エル・セイフティは皆さまと未来を考えていく会社です。(代表:岡本)

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