人命救助!

 3年ほど前のことです。近くの堤防をジョギングしていました。この地域では2月の初旬にランニング大会があり、気の迷いで10キロにエントリーした私は、後悔しながら1月の雪ちらほらの中、練習に励んでおりました。視野の端に違和感があり振り返ると、女性が「貞子」状態でこちらに手招きをしているではありませんか!「どっ、どうしましたっ!」「●#@&*■・・」感の鋭い私はとっさに意味を理解しました。「私は70前半の近所に住む女です。犬を散歩していてつまづき、起き上がれず助けを待っていたのですが、寒くて声が出ないのです。助けてください」1月も初頭で厳寒ゆえ堤防には誰も見当たりません。携帯を持っていなかった私は、堤防の向こう50メートルぐらいの所を自転車で通ろうとしていた男性に声をかけます。「携帯持ってますか〜」かけつけた男性はこれもおじいさん。古くて小さいガラケーの携帯を借りるも、指が凍えて番号押せない・・やっと出た119番の「現場はどこですか?」「●#@&*■・・」焦りと寒さで言葉が出ない・・実はこのおじいさん、来るなり「ばあさん震えとるやないか、早うあんたの着てるやつ着せてやれ」「えっ、これ脱ぐと超薄着なんすけど」「そんなことゆうとう場合かっ!」と私を恫喝し、なけなしのアウターを脱いだ私は、インナーがいきなり乾き、急速な寒さにおばあさんより先に神に召される状況に陥っていたのです。それから待つこと5分、救急車がやってきて、おばあさんは搬送されていきました。唇紫のおじいさんの横で私は固まった氷の彫像です。しかし、やはり・・事情聴取です。「はい、救命士さん、それで・・犬が・・」アウターが戻って息をついたものの、とんでもない災難でした。後はあほな犬に八つ当たりです。「なぜ家まで知らせに帰るか、横で吠えて急を知らせない!(それか、野生に帰って逃げていくのも許してやるが)」飼い主様の緊迫した状況にどこ吹く風、ぼ〜っとしてうろうろしてる犬のひもを持ちながら、さてこいつをどうするか、悄然とたたずむ私でした。   代表:岡本                     お困りのかたを見捨てはしないエル・セイフティです。  

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